GARY HIGGINS "Seconds" on Drag City

アニマル・コレクティヴのブレイクに端を発するフリー(ク)フォーク・ムードの高まりを背景に、2005年、米DRAG CITYから、唯一のアルバム『Red Hash』が再発されて話題を呼んだ謎のアーティストGARY HIGGINSは、SIX ORGANS OF ADMITTANCEが、『Red Hash』のM①"Thicker Than a Smokey"をカバーするなど、一部のフォーク/サイケ系ミュージシャン筋からは極めて熱心なリスペクトを集めつつも、いまだその素生がほとんど知られていなミステリアスなシンガー/ソングライターです。
かつて学生時代に組んでいたバンド(RANDOM CONCEPT)で、奇才SILVER APPLESのSimeon Coxeと活動を共にしていたという以外には、相変わらずオブスキュアなヴェールに包まれたままの不思議な存在ですが、その新作『Seconds』は、相も変わらずの枯れ切ったアコースティック・ギターの音色が聴きこむほどにココロに染みる、間違いのない傑作です。
dragcity.com/products/seconds(K)
ラベル: DRAG CITY, FOLK, OTHERS, ROCK, SSW
アイスランドの噴煙は韓国までは届きません。ソウルが世界に誇るフォーク・ディガー<RIVERMAN>からの新作続々入荷!

アイスランドの噴火のせいでUK、ヨーロッパからの航空貨物がピタっと止まってしまいましたが、おとなり韓国からの貨物は、以前にも増して順調に、続々と入荷しております。それもこれも、ソウルが世界に誇るフォーク・ディガー、RIVERMAN MUSICのおかげであります。
去年はDAVID LEWISの再発が大きな話題となりましたが、この春もただいま、ROBERT LESTER FOLSOMがヒット中!
左)
ROBERT LESTER FOLSOM “Music And Dreams”1976年にフォーク・シンガーのROBERT LESTER FOLSOMが自主制作でリリースした唯一のアルバム。フォーク・ファンやSSWファン、ソフト・ロック・ファンにも高い人気を誇り、かの「Soft Rock A To Z」にも掲載された隠れた名盤です。キリンジの堀込泰行が、サイド・プロジェクトである馬の骨でM6“My Stove’s On Fire”をカバーしたことで、さらに広くその名を知られることとなった作品。トッド・ラングレンやCS&N、スティーヴ・ミラーといった70sフォーク・ロック黄金期のアーティストたちの作品に強く影響された本作。前述のM6以外にラブリーなスロウ曲M12“Please Don’t Forget Me”も人気です。
中)
JEFF MOORE & FRIENDS “The Youngest Son”1974年のカナダにて、自主制作で99枚のみプレスされてリリースされたというウルトラ・レアな逸品。60年代から70年代初頭にリリースされたフォーク~サイケ作品の中でも特にレア度の高い作品です。
ハイスクールのプロジェクトで制作された本作は、JEFF MOOREと美しい歌声が魅力的な女性シンガー、CHRISTINA BECKERによる弾き語りをメインとしており、フルートやサックス、パーカッション等を絡めたドリーミーでメランコリックなサウンドが特徴的。
右)
JUST OTHERS “Amalgam”1974年の春~夏頃に、250枚の超限定でプレスされ、ライブ会場のみで販売されたというレアなブツ。GEOFF TWIGGとBRIAN RODGERSのフォーク・デュオであるJUST OTHERSはシンプルなサウンドながら、幻想的なムードも醸し出したコーラスが印象的なブリティッシュ・フォークの人気盤です。
ハングル全然わからんので、ホームページを見ても何も理解できないのですが、親近感妙にわきますね。頑張れRIVERMAN!
(K)
ラベル: FOLK, RIVERMAN, ROOTS, SSW
LES MOOREほか、韓国発鬼レア・フォーク再発シリーズ新譜!

コアスギる再発で世界中のフォーク・マニアを唸らせている韓国の<RIVERMAN MUSIC>が、またまた狂喜の鬼レア盤発掘&CD化!
左から順に…
LES MOORE “Yesterday”NUMEROのコンピ『Wayfaring Strangers: Lonesome Heroes』にM3“Ooh-Pah-Do-Pah-Do”が収録され一部で話題が再浮上していた、ニューオーリンズのシンガーソングライター、LES MOOREが1973年にプライベート・プレス盤でリリースした唯一のアルバム(無論激レア!)です。熱狂的なSSWファンの間でカルトな人気を誇っている本盤、特に有名なのは、“Ooh-Pah-Do-Pah-Do”のほか、ビートルズのラディカルなカバーのM7“A Day In The Life”でしょうか。LES MOORE自身によるライナーノーツも必見です。
BOB BROWN “The Wall I Built Myself”メリーランドのシンガーソングライター、BOB BROWNが1970年にリリースしたファースト・アルバム。RICHIE HAVENSのプロデュースによりニューヨークでレコーディングされた本作は、メランコリックで心地良い楽曲が中心となっており、レア度はそれほど高くはないものの、アシッド・フォーク・ファンの間で長く愛されていた作品です。
JEFF EUBANK “A Street Called Straight”米国カンサス・シティのシンガーソングライター、JEFF EUBANKが1983年にリリースした鬼レアなプライベート・プレス盤。アルバム・カバーはイマイチながらメランコリックで幻想的なサウンドで人気の逸品。中でもメロディアスなM1“Feel Like Me”は人気が高く、ボブ・トリンブルやロバート・レスター・フォルサムといった70年代後期~80年代前期のフォーク・シンガー作品が好きな方に特にオススメ!ライナーはJEFF EUBANK本人。
DAVID LEWIS “Songs Of David Lewis”名盤「ピープルズ・ピープル」で知られるアンドウェラのリーダー、デヴィッド・ルイスの激レアなソロ・アルバム「ソングス・オブ・デヴィッド・ルイス」オリジナルはン百万するという噂もアリ!!
上3タイトルは3月の入荷予定です。一番下のDAVID LEWISは好評発売中です!
いずれも紙ジャケット、リマスタリング済みです。
ニッチですがこの<RIVERMAN MUSIC>の掘りっぷりは相当です。今後ともどうぞご注目ください。
(K)
ラベル: FOLK, RIVERMAN, ROOTS, SSW

エリザベス・シェパードを発掘したカナダの<DO RIGHT MUSIC>から、これまでとはテイストの異なる、しかしながら何ともフレッシュな女性アーティストのアルバムがリリースされましたので、紹介させていただきます。
彼女の名前はヴァレリー・ゴア。
今回が二枚目のアルバム(タイトルは『Avalanche To Wandering Bear』)なのですが、これがジャズをベースにしつつ、SSW、フォークから古きよき時代のノスタルジック・ポップまでをユルりとミクスチャーさせた絶妙な湯加減で、聴きこむほどにクセになる、何とも味わい深い作品なのです。
(色々と混ぜ合わさってはいますが、M4"Scared"とかはモロにカーリン・クロッグへのオマージュですし、ジャズ的な要素が強い気は、します)
先日はi tunesの無料シングル・ダウンロードでもトップ・ページで紹介されていましたので、そこで彼女のことを知った方も多いかもしれません。
ジョニ・ミッチェル、マリア・マルダー、ジュリー・ドワロン、キャット・パワー、ファイスト、ヤエル・ナイム、果てはジュリア・フォーダムまで、引き合いに出されるアーティストも様々で、その振れ幅の広さが、イコール彼女の音楽的な懐の深さ、可能性の大きさを表しているような気がするのですが、さていかがでしょうか。
www.valerygore.com同じくDO RIGHTからは、人気アフロビート・ユニット、SOUL JAZZ ORCHESTRAの最新作『Manifesto』も発売中です。相変わらずコシの強い粘りのきいたビートと、様々な要素が見え隠れするこの素晴らしいハイブリット感覚。またも鉄板の仕上がりです!
ジャケ右下は、全然関係ないですがファーサイドのBOBBY EVANS MIX。「全曲持ってるよ!」というヤヴォなツッコミはナシにして、いや、これは誰でも楽しめるでしょう。鼻毛ボーボーなデビュー・アルバム『Bizarre Ride II the Pharcyde』とJAY DEEによってそれが端正に刈り込まれた『Labcabincalifornia』という二枚のクラシックスの美味しいところを総取りしつつ、レアなリミックスのスパイスを隠し味に振りかけた、どうにもこころニクい一枚です。
しっかし最近のDelicious Vinylは色々と手を変え品を変え、頑張ってますね。
(K)
ラベル: AFROBEAT, DO RIGHT, FOLK, HIP HOP, JAZZ, ROCK, SSW