GARY HIGGINS "Seconds" on Drag City
アニマル・コレクティヴのブレイクに端を発するフリー(ク)フォーク・ムードの高まりを背景に、2005年、米DRAG CITYから、唯一のアルバム『Red Hash』が再発されて話題を呼んだ謎のアーティストGARY HIGGINSは、SIX ORGANS OF ADMITTANCEが、『Red Hash』のM①"Thicker Than a Smokey"をカバーするなど、一部のフォーク/サイケ系ミュージシャン筋からは極めて熱心なリスペクトを集めつつも、いまだその素生がほとんど知られていなミステリアスなシンガー/ソングライターです。
かつて学生時代に組んでいたバンド(RANDOM CONCEPT)で、奇才SILVER APPLESのSimeon Coxeと活動を共にしていたという以外には、相変わらずオブスキュアなヴェールに包まれたままの不思議な存在ですが、その新作『Seconds』は、相も変わらずの枯れ切ったアコースティック・ギターの音色が聴きこむほどにココロに染みる、間違いのない傑作です。
dragcity.com/products/seconds
(K)
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