YO LA TENGO
すでにPヴァインのサイトでも紹介されていますが、この秋YO LA TENGO(ヨ ラ テンゴ)がいよいよ新しいアルバムを発売します!
タイトルは『I Am Not Afraid Of You And I Will BeatYour Ass』…長っ!
8月に国内盤先行でのリリースとなりますが、マタドールのUS盤は9月上旬の入荷予定です。
現在マタドールのサイトで「Beanbag Chair」という曲が試聴できますので、是非聴いてみてください。
アーティスト公式サイト:
http://www.yolatengo.com/MATADOR RECORDS:
http://www.matadorrecords.com/(N)
BRIGHTBLACK MORNING LIGHT
MATADORからのブランニュー・アーティスト、BRIGHTBLACK MORNING LIGHT(ブライトブラック・モーニング・ライト)を紹介します!!
Nathan SchineywaterとRachael Hughesのふたりからなるデュオで、2002年頃から数枚のEPをPalaceやGalaxiaからリリースして、じわじわと人気を集めてきました。
昨年にMATADORとサインし、遂にアルバムがリリースされることになりました!!
21世紀のヒッピーと称されるだけあって、そのサウンドはサイケデリックでもありスモーキー!!
さすが西海岸と言えるような、とろけるほどのゆるさと乾いたサウンドがたまりません!!!
トミー・ゲレロあたりが好きな人にはたまらない1枚だと思います。
今回のCDには光がキラキラ見えるサングラスがおまけで付いてます。
音にあわせて光も楽しんでください!。
(T)
Merck フォーエバー!
全世界のエレクトロニカ/IDM(Intelligent Dance Music)シーンを牽引してきた米マイアミのMerck。
最新作はコンピレーション『Squadron』の第2段です!
先行発売された7インチが5枚のボックスセットと同じ内容にProem、Tycho、Deceptikonらの曲を追加したCDバージョンがデジパックでリリース!!
ヒップホップの影響が強いビートに、繊細でメロディアスで煌びやかな上ネタが絡み合い、程よいディープさをキープするMerck独特のハイクオリティなIDMサウンドは今作も健在!!
こんなに良い内容なのに、まさかこれがMerck最後のコンピになってしまうとは・・・
どういうことかと言いますと、悲しいことにMerckは今年の夏でその活動に終止符を打ってしまうとのことです(泣)
残念で仕方がありませんが、レーベルオーナーのゲイヴ氏によると、一旦は活動を中止しても、また何かやろうと計画しているとのことです。
きっと世界中を驚かすようなことを考えているんでしょう。
そんな次に期待しつつ今は『Squadron 2』を存分に楽しみましょう!!
(T)
エクスクルーシヴ・ミックス!!!
オランダのKindred Spirits(キンドレッド・スピリッツ)からサッカー・ワールドカップに合わせたかのような、スペシャル・リミテッド・ミックス・CDの登場です!!!!!!!!!!
ブラジル、セレソンをイメージしたカナリヤイエローのフラッグ自体がなんと、CDケース!!!
もちろん中身も60s~70sのサンバジャズやボッサなどブラジリアン・グルーヴ満載のノンストップ・ミックス!実際のサッカーの実況をスキットに使うといった細かい演出もあります。
今の時期にバッチリのタイミングのミックスですが、限定枚しかリリースされないそうです。
しかもそのほとんどはアムステルダムのRUSH HOURので売れてしまったという超限定の1枚です。
そんなエクスクルーシブ・ミックスが奇跡的に入荷できました!!!
これを逃すと本当に一生手に入ることは無いと思います。
お見逃しなく!!!!!!!!!!!!!
(T)
Different World
今日は川口隊長もビックリの辺境音楽探検レーベル「Different World」を紹介したいと思います。ポルトガル発、常に道なき道を切り拓きながら、好事家たちを世界の果てへと導く秘境の案内人、Different World。彼らがこれまでにガイドしてきたのは、リオデジャネイロのゲットーやナイジェリア、アンゴラ、そしてアルゼンチンに最果てのヨーロッパなど。秘境探検といっても、ニッチ・レーベルにありがちな学究的なコアさは薄め、敷居が低くてとっつきやすく、その上内容も濃い!プチ・フロンティア気分に浸りたいなら、このくらいの軽さが、ちょうどいいのです。(左上) 『FAVELA FUNK』ファヴェーラ(ブラジルのゲットー)のファンク、というかいわゆるバイレファンキのコンピレイションです。監修はDJマルボーロ、リオデジャネイロの最もホットなエレクトロファンク・プログラムとして知られるラジオ番組<Big Mix>のホストで、1989年からずっとファンク一筋という大ヴェテランです。バイレ入門編として絶好の一枚。(左下) 『COPA REGGAE』直球ド真ん中のタイトル、そしてジャケ!寒っ!!!でも実は…。一瞬ブラジルのレゲエなのかと思いましたが、なかなかどうして練られた一枚です。ポルトガル、アンゴラ、そしてブラジル(全てポルトガル語繋がりなんです!)のレゲエを集めたコンピ。そういえば今回のワールドカップ、偶然にもこの三カ国が初めて一緒に参加してるんですよね。(右上) 『AFRICA CRIOULA』これまたアンゴラです。西アフリカの真中からちょっと下あたりに位置する、日本の約3倍強の広さを有する共和国。その60-70年代の「ルーツ・オヴ・サンバ」とでも呼べそうなサウンドを集めたコレクション。首都であるルアンダの某所から発掘された貴重な音源はいずれも今回が初めてのCD化、というものばかり。ブラジル音楽好きにこそオススメなアフリカン・サウダーヂたっぷし。(右下) 『TANGODESNUDO』ハダカのタンゴ。ジャケやり過ぎ…(お店で是非確認を!)。ですが、内容は最高!ブエノスアイレスを代表するピアニストで小松亮太のアルバム『タンゴローグ』にも参加していたNicolas Ledesmaやラテン・グラミーの受賞経験もある現代最高峰楽団のひとつに数えられるSexteto Mayorなど、進行形のアーティストを多数選りすぐった好編集盤です。
最新情報はこちらでもアップデイトしてゆきますが、レーベルの
HPも、覗いてみてください。
(K)
Kranky リリース情報!!
シカゴのKrankyレコードの秋のリリース情報です!!
9月
Chris Herbert(クリス・ハーバート) - 『Mezzotint』 krank101
Christina Carter(クリスティアナ・カーター) - 『Electrice』 krank103
10月
Tim Hecker(ティム・ヘッカー) - 『Harmony in Ultraviolet』 krank102
Benoit Pioulard(ベノイト・ピューラード) - 『Precis』 krank098
Boduf Songs(ボドゥフ・ソングス) - 『Lion Devours the Sun』 krank099
年内にはアナログでの限定リリースだったKeith Fullerton Whitman(キース・フラートン・ウィットマン)の『Antithesis』 krank064と『Schöner Flußengel』 krank071がCDでリイシュー予定!
the Stars of the Lid(ザ・スター・オブ・ザ・リド)の待望のニューアルバムは2007年始めにはリリースできそうです!!
Lichensのセカンドアルバムも来年にはリリースできそうです!
http://kranky.net/
Ike Yard リイシュー決定!
グレン・ブランカ再発でその名をはせた<Acute>レーベルが久々に活動再開!ニューヨークの伝説的アーティスト、Ike Yard(アイク・ヤード)のリイシューを出します!!
先ごろ奇跡の初来日も果たしたDeath Comet Crewの中核人物であるStuart Argabrightによるもうひとつのユニット、それがこのIke Yard。
80年代初頭のニューヨークのパンク、アバンギャルド、ニューウェィヴに影響を受けたIke Yardの作り出す音は、クラウトロック、Can(カン)の実験性、DAFなどのジャーマン・ニューウェィヴ、PiLやJoy Division(ジョイ・ディビジョン)などUKのポスト・パンク・ダブを足して均等に割ったようなサウンド。
そしてIke Yardを他より際立たせるのはそのテクニック!!
彼らにとってミキシングボードとエフェクト用プロセッサーはベース、シンセ、ギターと同じくらい重要で、ズンズンと前に進むような攻撃的なサウンドの中ではドラムマシーンのビートと切り裂かれるような尖ったギター、アープシンセの音がぶつかり合う!!!
『1980-82 Collected』は彼らのファクトリーからのLPにクレプスキュールからのEPと未発表曲を加えた貴重なコレクション!!!
ちなみに、Acuteからは2007年にThe Linesのリイシューも予定されています。
http://www.acuterecords.com/www.myspace.com/acuterecords(T)
CARPARK
CARPARKからは最新アーティストについてのニュースが届きました!
>>>1<<<
2本のギター、2人の人間、世界中のあらゆるリフ。
ボルティモアのギター戦士ことEcstatic Sunshine(エクスタティック・サンシャイン)。
陽気で奇抜なエレキギター・デュオのMatthew Papich(マシュー・パピッチ)とDustin Wong(ダスティン・ウォン)はまるで
John Fahey(ジョン・フェイヒィ)、Mick Barr(ミック・バー)、Greg Ginn(グレッグ・ギン)、Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)の軽いパンクバージョンのよう。
言い換えれば、ズタズタに引き裂かれてリップ・アンド・ロールといった感じのサウンド。
Ecstatic Sunshineの『Freckle Wars(フレックル・ウォーズ)』は9月中旬発売予定。 ただいま在ボルティモアのDan Deacon(ダン・ディーコン)とアメリカツアー中。
http://www.myspace.com/ecstaticsunshine>>>2<<<
Over The Atlantic(オーヴァー・ジ・アトランティック)はニュージーランドではティーンエイジ・ポップのブームより少しに出てきたバンドです。
他のアーティスト同様にギターとプロダクションのスキルをCarparkで磨いてきたBevan Smith(ベヴァン・スミス)と、若い頃から数多くのバンドで活躍してきたNik Brinkman(ニック・ブリンクマン)から成るエレキギターとラップトップ・パソコンの二人組み。
彼らのデビューアルバム『Junica(ジュニカ)』はまるでポスト・ブレックファースト・クラブ世代に向けたサウンドトラックのよう。
またはFlying Nun時代の90年代イギリス・ツイストの様な古いニュージーランドのポップのデジタルバージョンのようだ。
いずれにせよ、かれらの激しく心をねじるメロディ、ダンサブルなビート、エレクトロニックなハーモニーが一つになったサウンドはMyspaceで話題になり、この秋にはアメリカ、そして日本にも進出します!!
http://www.myspace.com/overtheatlanticband>>>3<<<
Mazzy Star(マジー・スター)やBroadcast(ブロードキャスト)のようなサウンドと形容されるボルティモアのBeach House(ビーチ・ハウス)。
彼らは70年代のスタジオ・ポップやバロック・ポップ、あとバッハにも影響を受けている。
期待のデビューCDは10月始めにリリースされ、すぐツアーに出発します。
Beach Houseについては今後も詳細をお伝えします。
http://www.myspace.com/beachhousemusic>>>4<<<
高木正勝のDVD『World is So Beautiful』は11月発売予定!!
http://www.takagimasakatsu.com/>>>5<<<
2007年にはBelong(ビロング)、Montag(モンターク)、Casino Versus Japan(カジノ・バーサス・ジャパン)がリリース予定!!
http://www.montag.ca/http://www.casinoversusjapan.com/今後もCARPARKからは目が離せません!!!!
www.myspace.com/carparkrecords(T)
PAW TRACKS
ご存知アニマル・コレクティヴ主宰の秘密結社<PAW TRACKS>レーベルの最新ニュース! !
1・・・The First Nation(ファースト・ネイション)のアルバム『
The First Nation(ファースト・ネイション)』が発売されました。
サウンドの核となるのはフリーキィでサイケデリックな、アニマル・コレクティヴにも通じる幻想的な音世界ですが、どこかラーガを思わせるトリッピーな臭いを溶け込ませた呪術的な世界観が何ともユニーク!!
http://www.myspace.com/firstnationlove2・・・10月末にはアニマル・コレクティブのライブ盤『Hollindagain』をリイシュー予定!!!
なんとオリジナル盤は2002年に手書きのジャケットで200枚のみしか限定発売されなかった超超超レア・アルバム! 絶対に見逃せないリイシューです! 詳細は追ってお知らせします。
3・・・
Ariel Pink(アリエル・ピンク)とCarparkのアーティストとの5週間にわたるヨーロッパツアーが無事終了しました。
ストックホルムでテープを盗まれたことと、ロンドンでケンカが始まったこと以外はツアーは順調だったそうです。 Ariel Pinkは夏の間レコーディングを行ない9月にはオーストラリアへ行きます。 2007年には待望のDVDの発売を計画しています。
4・・・Paw Tracksの今後のリリースはPanda Bear(パンダ・ベアー)とExcepter(エクセプター)のスプリット12インチ、そして、Panda Bearのフル・アルバムを予定しています!!
最新情報はこのブログでもお伝えしていきますが、
ここもチェックしてみてください!!!
(T)
リンドストローム on SMALLTOWN!
Smalltown Supersoundから何ともエキサイティングなニュースが飛び込んできましたよ!
あのリンドストロームのアルバムがSmalltownから出る!!!
同じノルウェイ繋がりということで、リンドストロームとSmalltownのオーナーのヨアキムは以前から仲が良かったのですが、まさか本当に実現してしまうとは!
注目の収録曲ですが、以下のようなものになるらしいです。
多くの楽曲は12インチ等でも聞けるものばかりなのですが、「Another Station」や「I Feel Space」などといったヒット・シングルがまとめてCDで楽しめるというのは初めてのこと!
しかも!
ライナーノーツはDaniel Wang!!!
01 Fast & Delirious (from Lindstrom's untitled EP)
02 Limitations (from Lindstrom's untitled EP)
03 Music (In My Mind) (from Lindstrom and Christabelle's "Music (In MyMind)" 12")
04 Cane It for the Original Whities (from Lindstrom's There's a Drink in MyBedroom and I Need a Hot Lady EP)
05 There's a Drink in My Bedroom and I Need a Hot Lady (from Lindstrom'sThere's a Drink in My Bedroom and I Need a Hot Lady EP)
06 Further Into the Future (from Lindstrom & Prins Thomas' "Further Into theFuture" 12")
07 I Feel Space (from Lindstrom's "I Feel Space" 12")
08 Arp She Said (from Six Cups of Rebel's "Arp She Said" 12")
09 Gentle as a Giant (from Six Cups of Rebel's "Arp She Said" 12")
10 Another Station (from Lindstrom's "Another Station" 12")
11 The Contemporary Fix (from Lindstrom's "The Contemporary Fix 12")
(K)
魔女(HAXAN)日本版DVD化!
何と勇敢な会社があることでしょう!
中世の魔女狩りを描いたデンマークの巨匠ベンヤミン・クリステンセン監督によるサイレント映画屈指の奇作『HAXAN』(魔女)が、日本版DVDとしてリリースされることが決まった模様です!!!(
こちらをご覧下さい)
もちろんサイレントのままの発売ですが、もしDVDを買われた方は、是非このバルディ・ヨハンソンによるサウンドトラックも、聴いてみてください。
バルディ・ヨハンソンはアイスランド出身のミュージシャンで、主にBang Gangという名義で活動、日本盤CDもリリースされています。エレクトロニクスを用いながらクラシックやロック、フォークなど様々な要素を独自に消化したユニークなサウンドで早耳リスナーたちのあいだで話題となっている、将来楽しみなニューカマーです。
そんな彼がこの映画『Haxan』のために書き下ろした音楽がフランスでCDとして発売され、現在大きな話題となっているのです。日本ではPヴァインの流通によりこの7月中頃から、手に入れることができるようになる予定ですので、是非店頭をチェックしてみてください。Bardi Johannson "HAXAN" (6127762)
Bang Gang名義での音とはまた一味違った、クラシカルで厳かな、いかにも映像にマッチした、本当に素晴らしい仕上がりです!オリジナルの映画を知っている方、Bang Gangのファンの方、どちらの方も、是非!
(K)
ペドロ・カムバック!
ちょい早過ぎるかもしれませんが、この秋、Pedro Winterが帰ってきます!
Busy PことPedro Winter。世界で最も忙しい裏方のP。マネージャーとしてあのダフト・パンクを一大ポップスッターへと導いた主犯のP。そんなPが、岩盤ナイトにやってくる!こりゃ本当に楽しみですよ(イベントに関しては
こちらをご参照ください)。
最近は自らのレーベル<
Ed Banger>を拠点に、これまでにも増して突っ走ったリリースで世界中の好きモノたちを楽しませてくれているPedro Winter。もちろん彼にとって目下のところの最大のミッションは、いかにJusticeをブレイクさせるか。コレにつきるでしょう!
2004年にEd Bangerからシングル「Never Be Alone」をリリース、一部の早耳リスナーたちのあいだで密かな話題を呼んでいたJusticeですが、今年に入って仏Warner傘下の
Because Musicへと昇格、あれよあれよという間にアンダーグラウンド・シーン屈指の新鋭としての確かなプロップスを確立してゆきました。ヤバいとウワサされてはいましたけれど、こんなにストレートにくるとはねぇ…。
実は今回の来日も、メインはもちろんJusticeだったりするわけでして…。
ですがP-VINE的には断然Pedro Winter & Ed Banger!ということで。
赤いほうはEd Banger目下のところの唯一のCDリリースです。Mr Flashのカルト・ミックス「MONSIEUR SEXE」。エロいです。
黄色いほうは、Because Musicからのリリースで、Justiceのエクスクルーシヴ・トラックも聞けるナイス電化ファンク・コンピ『Toxic』。パリの同名パーティのショウケイス的な一枚ですが、こちらは極めてイル&ダーティです。
岩盤ナイトは10/6(金)。今から空けといてくださいよ!
(N)
セバスチャン・テリエ
2000年、エールのレーベルとして知られる「Record Makers」からアルバム『L'incroyable Verite』でデビューしたパリの奇才セバスチャン・テリエ。
ソフィア・コッポラ監督作品『ロスト・イン・トランスレーション』への楽曲提供によりワールドワイドに注目を集め、2004年の第二作『Politics』をブレイクさせてその名声を確固たるものとした、今後の更なる活躍が期待される気鋭のシンガーソングライター。
エールやフェニックスのツアーにも帯同するなどしてポップ・フィールドでの知名度を着実にアップさせてゆく一方で、『Byond All Strategies』『LaRitournelle Remixes』『Broadway』等コンスタントに12"シングルをカット、ジャイルズ・ピーターソンやDJアレックス、フランソワ・ケヴォーキアンら、多くの著名DJたちからも熱烈なサポートを受け、アンダーグラウンドなクラブ・マーケットでも高い評価を獲得してゆく。
そんな広角打法なセバスチャンによる待望の最新アルバム『Sessions』は、彼のキャリアの中でも最もパーソナルでSSW的なシンプルな佇まいの一枚。
クリストフの「LaDolce Vita」のエクセレントなカバーを含む10曲は、いずれも洒脱な気質を保ちながらも「フレンチ」にありがちな捻りや諧謔を排した真っ向勝負のストレートなクオリティ・サウンドばかり、これまで以上に裾野の広がりを感じさせる、大きな可能性を秘めたリリースとなりました。
SOON COME!
(K)
スペインのクロスオーバー・ジャズ?
A Bossa EletricaやPovoを擁し、傘下のヒップホップ・レーベル、Jugglinも活発なリリースが続くスウェーデンのRaw Fusionや、クオリティの高い生音バンドのリリースが連続するFive Corners Quintet周辺を核としたRicky Tickなど、かつてのロンドンやドイツなどのクロスオーバー・シーンに代わってここ数年で急速な成長を遂げている北欧ジャズの世界。
南へ下ってイタリアでも、かつてCompostなどと共に一時代を築き上げたSchema勢が息を吹き返し、DEJAVUなどの新興勢力とあわせてヨーロッパ全体でジャズ/クロスオーバー的な志向のサウンド、アーティストたちの勢いを加速させているようです。
そんな欧州全域のマーケット動向と歩調を合わせるかのように、マイペースな活動を続けてきたスペインの新進レーベル、HITOPもまた、ここへきて好調なリリースを連続、この夏、そのプレゼンスをこれまで以上に高めていくように思えます。
もう間もなくのリリースとなるキラーな旧音源コンピレイション『JAZZ TRAVELS』に先駆けての発売となるこの『Spain Is Different』の第二弾は、なかなかまとまった情報が伝わってこないスペインのクラブ・シーンの動向を一枚にまとめ上げたショウケイスとして、多くのリスナーにレコメンドしたい、何ともユニークな一枚です。
収録アーティストはGecko Turner、Los Rumbers、Beat Nation、JP Duet、Don Matias、Soul Dynamics、Professor Angel Dust、Casbah 73、Mojo Project、Pablo Sanchezという10組。
Gecko TurnerとMOJO Projectは、HITOP同様ハウスからジャズまでフリーフォームな立ち位置での良質な活動が続く注目レーベル、LOVEMONKから。MOJO Projectによるブロークンなリズム・トラックとアフロカリビアンなバックトラック、ジャジーなベースラインが一体となったマッシヴなフロア・チューン「Nana For Child」は、ジワジワとボディブロウにように効いてきます。
Los RumbersはDoctor Guasa、DJ Kul、Pete Lamottaというアンダルシア出身の三人からなる売り出し中の新人のラテン・ブレイクス・ユニットで、ここに収録されている「Viva Lo Guenno」という曲は、ミドルスクールなヒップホップとフラメンコ的な要素を重ね合わせたいかにもなトラックですが、これからの季節にはピッタリなパーティ・チューン。
デスカルガ的なラテンジャムから4つ打ちへの流れも秀逸なJP Duetによる「Charanga Pa Gonzar」には天国のティト・プエンテもご満悦?ここから、Don Matias「U-Ba」(クールなサキソフォンとヴァイブが心地よいナイス・ブーガルー!)、Soul Dynamics「Summertime」(ヒットの法則、パヤヤ・スキャット使いのブリージンなサンバ・ハウス!)、Professor Angel Dust「Give Satisfaction」(ジャズ的解釈による何ともヒップなニュースクール・ブレイクス!)あたりまでは、ダンサブルな曲がテンポよく並べられており、このアルバムのひとつのハイライトと言えそうです。
そしてHITOP所属、『Jazz Travels』のコンパイラでもある我らがCASBAH73による「Cabo Verde Strut」!Wagon Cookinのアップリフティングなハウス・リミックスにより新たなるダイナミズムが注入された本当に秀逸なトラックです!
有名無名を問わず、どの曲も本当に素晴らしいクオリティを持ったものばかりで、アーティスト、レーベルともども是非とも多くの皆さんに広めてゆきたいものです。HITOPレーベルの今後の動向も、要チェックです!
(N)
Mark Fosson
あの伝説のギタリスト、ジョン・フェイヒィも認めた天才ギタリスト、マーク・フォッソン。
彼がジョン・フェイヒィのタコマ・レコード最後のアーティストでした。
不運なことにマーク・フォッソンがレコーディング中にレーベルが倒産してしまい、 その作品は日の目を見ることはありませんでした。
そして30年経ってこの夏に幻のスタジオセッションが発売されます!!
当然プロデュースはジョン・フェイヒィ!
天才マーク・フォッソンの超絶フィンガー・ピッキングを堪能してください!!
(T)
CROSSTOWN REBELS
Damian Lazarusの主宰する<CROSSTOWN REBELS>から、ヒット・ミックス『Rebelfuturism』シリーズに続く最新リリースが間もなく到着!
しかも今回はDamian Lazarusとレーベル・マネージャーMatthew Stylesのふたりによるダブル・ネーム。
あまりにも大胆な隙間だらけのミニマル・トリップを展開するディスク1、それと好対照をなすヴァラエティに富んだセパレートのディスク2、どちらもこれまで以上にディープでドープ!とりわけNaum (aka Jonnie Wilkes from Optimo)やFourtet、John TejadaからSi BeggにMoonstarrまでが並列されるディスク2が、たまらんです。
『Get Lost!』
もうスグです!!!!!
(K)
METAL箱
既にご存知の方も多いかと思いますが、パブリック・イメージ・リミテッドの傑作セカンド『Metal Box』がオリジナル仕様(45回転12インチ・アナログ盤三枚、缶箱入り)で復刻されます。しかもリマスターが施され、音質も格段アップ!「poptones」に「death disco」に「radio 4」など、何かと後世からの引用も多い、誰もが認めるマスターピース。当時買い逃した方も全然知らなかった方も、みんなまとめてこの機会に!
全世界で5000枚の限定だそうです。
(K)
SWITCHSTANCE RECORDINGS
グーテンターク!
ビールとソーセージとサッカーの国・ドイツから良質のブレイクビーツ/ダウンテンポレーベルを紹介します。
その名も
SWITCHSTANCE RECORDINGS。
ドイツのデュッセルドルフ近郊のメールスという街を中心に活動し、ここ日本でも、アナログが2004年ごろから少数ながら出回り始め、DJや好事家の間では話題になっていたレーベルです。
UKブレイクビーツシーンやEUのスケート/スノーボードシーンと密接なつながりを持つレーベルで、 あのJUNGLE BROTHERSをゲストに招いたリリースなどでジワジワと人気が高まりつつあります。
ぶっといビートやファンキーだったりジャジーだったりダビーだったりするサウンドはどれもはずれがありません。!
QUANTICやDJ Format、UKのTru Thoughtsあたりとよく比較されることからその音楽がイメージされると思います。
今後はポッセカットでもある『FANTASTIC FREERIDING』の第3段のリリースが予定されています。
引き続き要注目の最重要レーベルです!!
(T)
JAZZKAMMER改め
JAZKAMER。スモールタウンからソロ名義でもリリースするLasse Marhaugと、SIRDUPERMANNの一員としても希有な手腕を発揮するJohn Hegreのふたりからなる騒音チーム。ノルウェイ・インディペンデントの老舗Rune Grammofonからアルバム『Timex』でデビュー、その後スモールタウンから二枚のアルバム『Rolex』『Pancakes』をリリースしています。
Lasse Marhaugはメルツバウやマッツ・グスタフソンら世界中のアヴァンギャルド・アーティストとも数多くコラボレーションを展開、ノルウェイ国内だけでなく世界的に高い評価を獲得しているノイズ・シーンのヴェテラン・プロデューサー。もし手元のCDの中で彼のクレジットを見かけたら、ちょっと注意が必要です。
そんな彼らの、新作の話。
JAZZKAMMERからスッキリダイエット、JAZKAMERとしての新たなる門出となる『METALMACHINE MUSIC』が、ヤバいです。タイトルはもちろん、どこぞの誰かの作品から引っ張ってきたわけですが、中身はあちらより遥かに先鋭的。過ぎるのです。痙攣、悶絶、点滅、そして爆発。ドス黒く渦巻く暗黒ノイズとナパームデスやアナルカントも尻尾巻いて逃げ出すくらいの情念なきスピード違反のグラインドコア!
ちなみに、このアルバムはスモールタウン・スーパーサウンド傘下のジャズ部門、スモールタウン・スーパージャズからのリリースなのですが、ジャケには何と「スモールタウン・スーパー<ノイズ>」なる記述が!遂にノイズ部門始動ですか。恐るべしスモールタウン。
(N)
KID SUBLIME live at Paradiso
昨年アルバムを発売して話題になったKID SUBLIME。
昨年5月に行われたバンドスタイルでのライブが
ココで見れちゃいます。
右側のSEARCHでバーにKID SUBLIMEと入力してください。
他にもJNEIRO JARELやヨーロッパ系アーティストのライブ映像が盛り抱くさん!!
ちょっと重いですけどぜひ御覧下さい。
http://www.fabchannel.com/(T)