6/15/2006

セバスチャン・テリエ


2000年、エールのレーベルとして知られる「Record Makers」からアルバム『L'incroyable Verite』でデビューしたパリの奇才セバスチャン・テリエ。

ソフィア・コッポラ監督作品『ロスト・イン・トランスレーション』への楽曲提供によりワールドワイドに注目を集め、2004年の第二作『Politics』をブレイクさせてその名声を確固たるものとした、今後の更なる活躍が期待される気鋭のシンガーソングライター。

エールやフェニックスのツアーにも帯同するなどしてポップ・フィールドでの知名度を着実にアップさせてゆく一方で、『Byond All Strategies』『LaRitournelle Remixes』『Broadway』等コンスタントに12"シングルをカット、ジャイルズ・ピーターソンやDJアレックス、フランソワ・ケヴォーキアンら、多くの著名DJたちからも熱烈なサポートを受け、アンダーグラウンドなクラブ・マーケットでも高い評価を獲得してゆく。

そんな広角打法なセバスチャンによる待望の最新アルバム『Sessions』は、彼のキャリアの中でも最もパーソナルでSSW的なシンプルな佇まいの一枚。
クリストフの「LaDolce Vita」のエクセレントなカバーを含む10曲は、いずれも洒脱な気質を保ちながらも「フレンチ」にありがちな捻りや諧謔を排した真っ向勝負のストレートなクオリティ・サウンドばかり、これまで以上に裾野の広がりを感じさせる、大きな可能性を秘めたリリースとなりました。

SOON COME!

(K)