DANTON EEPROM: Yes Is More
永劫のクラブ・アンセム「Strings Of Life」のテック・カバーも話題を呼んだFrancesco Tristanoや、Moderat名義でも再ブレイクを果たしたApparatも所属する、DJ AGORIA主宰<InFine>が放つ次なるアーティスト・アルバムは、RADIO SLAVEの名曲「Grindhouse」にも名を連ねるフランスの奇才DANTON EEPROM!
DANTON EEPROMは、Guy GerberやZombie Zombie、Simian Mobile Discoのリミックスなどもてがけ、テック領域を越えたレンジの広い作風により数々のアンダーグラウンド・ヒットをフロアに刻みこんできたフランス人コンポーザー、Julien Brambillaによるソロ・ユニット。
Dubfireによるバージョンがメガ・ヒットしたRADIO SLAVEのシングル「Grindhouse」のB面で、大御所Dubfireにも劣らぬ目を見張るような凄腕リミックスを披露して各界の注目を集めたこの新たなるタレントによるデビュー・アルバムは、クラブ・ミュージック的なエレクトロニックなサウンド・プロダクションをベースとしながらも、KILL THE DJ一派にも通じるフランスならではのダークなデカダンスを隠し味に、ダンスフロアを越えた多彩なアピールが期待できそうな好作。
先行カットされた7"「Give Me The Pain」(M②)は、インダストリアルな仕掛けを満載した裏切りハンパない極悪なロック曲で、LAURENT GARNIER、EMPEROR MACHINEやSWITCHも激プッシュ!そのB面曲「Vivid Love」(M⑪)の白痴度合いも、ヤヴァい!
KILL THE DJの紅(黒?)一点、CHLOEのボーカルをフィーチャーした倒錯極まりない「The Feminine Man」(M⑦)、Au Revoir SimoneのErika Spring Forsterを迎えた「Lost In Music」(M⑨)ほか、フックのあるボーカル曲でも巧妙に道をハズしていて、ヒネくれ具合がハンパないっす。
Contexterriorからのシングルではフロア寄りのサウンドでクラブ・ファンを喜ばせてきましたが、アルバムはトータル・コンセプトが極めて秀逸、また別の一面を垣間見ることができる、Julienの引き出しの深さを感じさせる素晴らしいモノに仕上がっております。最高!
2月アタマの入荷を予定しております。
www.myspace.com/dantonrocks
(K)
ラベル: CLUB, ELECTRO, FRENCH, KILL THE DJ, TECHNO, TIGERSUSHI
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