11/20/2008

Helena Espvall & Masaki Batoh Japan Tour



「Helena Espvall & Masaki Batoh Japan Tour
ヘレナ・エスプヴァル(Sweden)&馬頭将器ジャパン・ツアー」


昨 年5月、ポルトガルの首都リスボンで意気投合した二人が結成。ヨーロッパ圏でインプロビゼーション、現代音楽のフィールド畑を活躍したスウェーデン人女性 チェリスト、ヘレナ・エスプヴァルは、近年、アメリカのフィラデルフィアに活動を移した機にエスパーズを初め、様々なアメリカのアンダーグラウンド・シー ンに接触し、深く関わってきた。また、ヴァシュティ・バニヤンのツアー・メンバーやバート・ヤンシュ、デヴェンドラ・バンハートといったサイケデリック 系、トラッド・フォークの大御所とも関わりを深めて純度の高い作品を残してきた。80年代初頭より、その特異的存在によりあらゆる音楽シーンにじわじわと その名を知られてきたゴーストは馬頭のリーダー・バンドである。彼らは今や伝説となった寺院や廃墟でのコンサート、イリーガルな政治的ハプニングに代表さ れるアグレッシヴな活動でその名を知られていたが、米ドラッグ・シティから96年に発表された欧米でのデビュー盤“Lama RabiRabi”により一躍、世界的カルト・バンドに押し上げられた。

今年7月に同じくドラッグ・シティから発表された “Helena Espvall and Masaki Batoh”では、馬頭の祖父の友人で同郷の偉人、南方熊楠のドローイングをアルバム表紙に配して唯一無比のマジカルな音楽性を打ち出すことに成功した。 今回の選曲にあたっては、ヘレナが幼少の頃から馴れ親しんだスウェーデン民謡を数曲、それはアシッド色を強く帯び、透明度の高いフォーク・チューンとして 産まれ変わった。加えて、東西の中世音楽、クラシカルなアプローチを残した即興曲や特徴のある民俗楽器(ハーディーガーディー、バンジョー、ティンパニ、 仏教楽器の数々、等)を使って、密教的おどろしさを秘める多層的な世界を見せつつ、反面、牧歌的にアコースティックな楽曲も数多く見受けられる。

今回、初となるヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器の国内ツアーは、今夏行なわれた米ツアーに続く一貫の活動であるが、国内ツアー直後にレコーディングに入る彼らの新譜制作への布石でもある。彼らの錬金術を窺い知る絶好の機会である事は間違いないだろう。
http://www.dragcity.com/bands/helenabatoh.html

- Yuko Collins



■11月23日(日)京都 UrBANGUILD
開場 18:30/開演 19:30
前売り2,000円/当日2,500円(ドリンク別)
出演:ヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器 with special guest
チケット:UrBANGUILD(075-212-1125)

■11月25日(火)大阪 難波BEARS
開場 19:00/開演 19:30
前売り2,000円/当日2,500円(ドリンク別)
出演:ヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器、JOJO広重
チケット:BEARS(06-6649-5564)

■11月27日(木)東京・吉祥寺 MANDA-LA2
開場 18:30/開演 19:30
前売り2,500円/当日3,000円(ドリンク別)
出演:ヘレナ・エスプヴァル&馬頭将器、朝生愛
チケット:MANDA-LA2(0422-42-1579)

企画・制作:Metronome Production www.ab.cyberhome.ne.jp/~pochamal/

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