その他のファンクもの
今年は、というか今年もまた色々なファンクの発掘がありました。掘りの深度はますます深くなるばかり、思わぬ角度からの飛び道具もあったりして、そろそろ「ついてけねー」ってスタミナ切れの方も出てきているかと思いますが、ここで脱落したら絶対ソンですよ。踏ん張りどころです。頑張りましょう。
ジャケ上ふたつはJBとスライのトリビュート企画。
“Jump Back : A Tribute - Imitations, Interpolations And The Inspiration of James Brown”
“Messin’ With Sly : Imitations, Interpolations And The Inspiration of SLY STONE”
JBのほうだと「Sex Machine」とか「Cold Sweat」とか、スライのほうは「Everyday People」やら「Dance To The Music」やら「Stand!」やら、いずれにしてもおなじみのあの曲この曲をそれぞれのバンドが独自の解釈でカバー&トリビュート。
Kashmere Stage BandとかHot ChocolateとかBreakestraとか、よく知られた名前もありつつ、結構ド渋なオブスキュア・アーティストもいます。ジャマイカ、カナダ、バミューダ、メキシコ、韓国など、ファンクの種は世界中に飛び散ってるんですね。
下ふたつはシカゴNUMEROからの新作。
“Eccentric Soul: The Young Disciples”
OST by THE FINAL SOLUTION “Brotherman”
アイク・ターナーやレイ・チャールズのバンドでサックスを吹いていたAllen Merryによるキッズ・プロジェクト、Young Deciples。ストリートの不良たちを音楽で更正、というような意味合いのものだったみたいですね。ファンク汁滴るジューシーなアップ&ミドル、咽ぶような絶品スロウ、どちらも相当なクオリティなのはサスガこのAllen氏の尽力によるところが大きいのか。しかし声変わりするかしないかくらいの微妙な塩梅の青いヤングな歌声が普段とは違う妙なツボを刺激しますね。グレートな珍味です。
Brothermanはシカゴのファイナル・ソリューションが手がけたサントラ。カーティスっぽい。
いよいよ冬も目前、これからは鍋と熱燗とファンクが美味しい季節です。
(K)
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