6/02/2008

今週入荷の新譜



リリース・ラッシュ!今週は何と25タイトルもの新譜が入荷しました。ひとまずその中からホットな4枚を、ご紹介しておきます。

左上 SYD MATTERS "Ghost Days" (Because Music / BEC 5772179)

シド・マターズはパリ在住のシンガー、ソングライターのJonathan Moraliによる独りユニットで、2003年に弱冠22歳でデビュー、これまでに二枚のアルバムをV2 FRANCEに残しています。フランスを中心としたヨーロッパでは既に高い評価を獲得、人気、セールスともトップ・アーティストへと近づきつつある注目の存在ですが、日本に紹介されるのは実は今回が初めて。

そのサウンドを一言で表すなら「レディオヘッド・ミーツ・ニック・ドレイク&エール」。トム・ヨークのような語り口とニック・ドレイクを思わせる孤独が滲み出たアコースティック・サウンド、そしてエールやタヒチ80らにも通じる繊細なニュアンスを持った音の輪郭。

エールのエンジニアとして知られるYann Arnaudがプロデュース&ミックスで全面バックアップしています。

http://www.myspace.com/sydmatters



右上 LOW FIDELITY JET-SET ORCHESTRA "SEARCHING FOR A BIT OF POPULARITY" (Hammond Beat / HBL 010)

その名の通りのファンキィなハモンドをフィーチャーしたナイス・バンドを次々と送り出してジャズ・ファンク・シーンに一大旋風を巻き起こしつつある米国の注目レーベル<ハモンド・ビート>からのニュー・リリースです。

イタリアが生んだファンキー・プレイボーイズ、リンク・カルテットやWICKED MINDSのメンバーであり、ソロ作も素晴らしかったオルガン・プレイヤー、PAOLO “APOLLO” NEGRIとクールなジャズ・ファンク・ユニット、MODULO 5のトラックメイカー、DAVE MASOCHによるサイド・ユニットによるデビュー・アルバム。

モンドでグルーヴィかつラウンジィ。とてもユニークなサウンドは、これまでこのレーベルを追いかけてきたジャズファンク・ファンのみならず、シーヴェリー・コーポレイションやMo Horizons、Juju Orchestra、或いはStereo Deluxeレーベルあたりのファンにもオススメです。

http://www.myspace.com/lowfidelityjetsetorchestra


左下 The Lines "Memory Span" (Acute / ACU 010)

70年代後半から80年代前半にかけ、UKを拠点に活動し、ザ・キュアーやバウハウス、バースデイ・パーティといったグループとともにショウをこなしてUKのポスト・パンク・シーンで注目を集めた伝説的なバンド、THE LINES。中心人物のRICO CONNINGがディペッシュ・モードやワイアー、スワンズといったバンドをプロデュースしていることでも知られる彼らのアルバム『Memory Span』が、CARPARK傘下のACUTEよりリイシュー!

http://acuterecords.com/blog/


右下 MARCUS "God Save The King" (SURPRISE / SURPRISE059)

2 MANY DJSやグース、グリマーズを送り出した欧州エレクトロ・シーンの隠れた聖地ベルギーを拠点に活動する、Geert Standaert、Davy Standaert、Stéphane Mattenという三人のミュージシャンからなる新しいユニット、MARCUSによるデビュー・アルバム『God Save The King』。

ふるくはVIVELAFETEや、最近だとNID & SANCYを送り出した良質レーベル<SURPRISE>からの新譜です。

アグレッシヴなブリープ・サウンドを基調とした大バコにも映える力強いエレクトロ・ディスコ・サウンドは、ブラックストロボやティーフシュワルツ、ジョアキム、ブッカ・シェイドやM.A.N.D.Y.などのゲット・フィジカル勢、さらにはダンス・フロア・サイドのキツネ・サウンドが好きなリスナーにも断然オススメ!

http://www.myspace.com/bandmarcus



宜しくお願い致します。


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