今週入荷の新譜
リリース・ラッシュ!今週は何と25タイトルもの新譜が入荷しました。ひとまずその中からホットな4枚を、ご紹介しておきます。
左上 SYD MATTERS "Ghost Days" (Because Music / BEC 5772179)
シド・マターズはパリ在住のシンガー、ソングライターのJonathan Moraliによる独りユニットで、2003年に弱冠22歳でデビュー、これまでに二枚のアルバムをV2 FRANCEに残しています。フランスを中心としたヨーロッパでは既に高い評価を獲得、人気、セールスともトップ・アーティストへと近づきつつある注目の存在ですが、日本に紹介されるのは実は今回が初めて。
そのサウンドを一言で表すなら「レディオヘッド・ミーツ・ニック・ドレイク&エール」。トム・ヨークのような語り口とニック・ドレイクを思わせる孤独が滲み出たアコースティック・サウンド、そしてエールやタヒチ80らにも通じる繊細なニュアンスを持った音の輪郭。
エールのエンジニアとして知られるYann Arnaudがプロデュース&ミックスで全面バックアップしています。
http://www.myspace.com/sydmatters
右上 LOW FIDELITY JET-SET ORCHESTRA "SEARCHING FOR A BIT OF POPULARITY" (Hammond Beat / HBL 010)
その名の通りのファンキィなハモンドをフィーチャーしたナイス・バンドを次々と送り出してジャズ・ファンク・シーンに一大旋風を巻き起こしつつある米国の注目レーベル<ハモンド・ビート>からのニュー・リリースです。
イタリアが生んだファンキー・プレイボーイズ、リンク・カルテットやWICKED MINDSのメンバーであり、ソロ作も素晴らしかったオルガン・プレイヤー、PAOLO “APOLLO” NEGRIとクールなジャズ・ファンク・ユニット、MODULO 5のトラックメイカー、DAVE MASOCHによるサイド・ユニットによるデビュー・アルバム。
モンドでグルーヴィかつラウンジィ。とてもユニークなサウンドは、これまでこのレーベルを追いかけてきたジャズファンク・ファンのみならず、シーヴェリー・コーポレイションやMo Horizons、Juju Orchestra、或いはStereo Deluxeレーベルあたりのファンにもオススメです。
http://www.myspace.com/lowfidelityjetsetorchestra
左下 The Lines "Memory Span" (Acute / ACU 010)
70年代後半から80年代前半にかけ、UKを拠点に活動し、ザ・キュアーやバウハウス、バースデイ・パーティといったグループとともにショウをこなしてUKのポスト・パンク・シーンで注目を集めた伝説的なバンド、THE LINES。中心人物のRICO CONNINGがディペッシュ・モードやワイアー、スワンズといったバンドをプロデュースしていることでも知られる彼らのアルバム『Memory Span』が、CARPARK傘下のACUTEよりリイシュー!
http://acuterecords.com/blog/
右下 MARCUS "God Save The King" (SURPRISE / SURPRISE059)
2 MANY DJSやグース、グリマーズを送り出した欧州エレクトロ・シーンの隠れた聖地ベルギーを拠点に活動する、Geert Standaert、Davy Standaert、Stéphane Mattenという三人のミュージシャンからなる新しいユニット、MARCUSによるデビュー・アルバム『God Save The King』。
ふるくはVIVELAFETEや、最近だとNID & SANCYを送り出した良質レーベル<SURPRISE>からの新譜です。
アグレッシヴなブリープ・サウンドを基調とした大バコにも映える力強いエレクトロ・ディスコ・サウンドは、ブラックストロボやティーフシュワルツ、ジョアキム、ブッカ・シェイドやM.A.N.D.Y.などのゲット・フィジカル勢、さらにはダンス・フロア・サイドのキツネ・サウンドが好きなリスナーにも断然オススメ!
http://www.myspace.com/bandmarcus
宜しくお願い致します。
(N)
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