5/12/2010

DJ AGORIA主宰<InFine'>からの新リリース "Arandel"



ロラン・ガルニエと人気を二分するフランスはリヨン在住のトップ・プロデューサー、Agoriaの主宰するミニマル・レーベル、InFine'からの、フランチェスコ・トリスターノ・シュリメやDANTON EEPROMに続く注目のアルバム・リリース。

謎のフランス人覆面プロデューサー、ARANDELによるこのアルバムは、マシュー・ハーバートのPCCOM (Personal Contract for the Composition Of Music)にも通じる、ARANDELによるコンテンポラリー・エレクトロニック・ダンス・ミュージック制作の「マニフェスト」。ラース・フォン・トリアーの「ドグマ95」の2010年音楽版とも言える、ARANDEL流のテクノ・プロデュースのルールにのっとって作り上げられた作品です。

MIDIを使用せず、自ら所有する最小限の楽器やエフェクトのみを用いてレコーディング、モーリッツ・フォン・ オズワルドでおなじみの名門<dubplates and mastering>でマスタリングの化粧が施された末に送り出されたアルバム『in d』。タイトルは、テリー・ライリー「In C」からのモチーフです。

ミニマルなダンス・ミュージック、エレクトロニカやオペラ的なウワモノ、聴き手を別次元へと誘うニューエイジ感覚など、様々な要素がミックスされたハイク オリティでハイフィデリティなテクノ・サウンドで、これはもうトレンドを越えた雲の上の別世界、たいそうな絶景。ストイックな制約に反比例するかのごとく、無限の拡がりを見せています。

M⑥のゲスト・ボーカルは仏BECAUSE MUSICからのリリースで注目を集める奇才Fredo Viola。

ダンス・ミュージックのワクを越えた良質なエレクトロニカ/ベッドルーム・テクノ・アルバム!オススメです!


www.myspace.com/arandelmusic


(K)

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