1/15/2008

DOUG HAMMOND


<Philly Jazz>シリーズの仕掛け人で、アン・ヴァーツ(PCD-23905)やロンゲッツ・ファウンデイション(PCD-93020)など弊社国内盤でも良質なリリースが続くフランスの<Heavenly Sweetness>から、かつてデトロイトの<TRIBE>レーベルにも録音を残し、ジャザノヴァやジャイルス・ピーターソンなど現在進行形クラブジャズ・シーンからも支持を集めるスピリチュアル・ジャズの隠れた人気ドラマー、ダグ・ハモンドの新作が登場しました。

カーク・ライトシーがピアノでサポートする以外はほぼ全編ダグ自身のドラムとサンザ(サムピアノ)、そしてヴォーカルのみで構成された、いたってシンプルな内容ながら、70年代スピリチュアル・ジャズの深い精神性を今に体現しつつ、瑞々しく成熟を遂げた大人の世界観を描き上げることに成功、聞き込むほどに味の出る、非常に濃い内容の傑作となりました。 

昨年もフォーテットがリミックスした7”シングル「Dope of Power」が話題を呼んでいましたし、このアルバムはジャズの枠を越えた広がりが期待できそうです。そうなってほしい・・・。
 
http://www.myspace.com/heavenlyssweetness



(N)

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