7/26/2007

スロウ・ディスコ!



我らが<タイガースシ>からの最新リリースは、ダンス・ミュージックの歴史を逆行するかのごとくスロウなディスコのコレクション『Dirty Space Disco』。その名の通り、『Dirty Diamond』シリーズで知られるパリの選曲家集団、Dirty Sound Systemのチョイスによる宇宙ディスコの編集盤です。

ジャケのステッカーのキャッチ「Slow Is the New Fast」に、シビれます。

00年代における新発見であるダニエレ・バルデッリ&コズミックの<志>を正しく継承した、まさに昨今の時代のムードを投射した決定的なコンピレーション。

単なる稀少盤シングルの寄せ集めでは無く、誰もが知っているアーティストでありながらうっかり見過ごされてきたような楽曲なども織り交ぜながら、<タイガースシ>そして<ダーティ>ならではの新しいパースペクティヴを提案した、2007年屈指の一枚と言えましょう。

リンドストロームの『Late Night Tales』あたりと一緒に展開するのが効果的かと思います。

個人的には今年一番のスーパー・レコメンド商品です。

何卒宜しくお願い致します。

www.tigersushi.com

www.d-i-r-t-y.com


(K)

ラベル:

7/24/2007

MR BONGO



英<Mr Bongo>からの最新情報です。

まずは8月、リオデジャネイロのライヴ・ヒップホップ・ユニット<Afroreggae>のアルバム『Favera Uprising』が。

Afroreggaeはリオデジャネイロをベースとするバンドで、同名で活動するファヴェーラ(ゲットー地区)の住民たちをサポートする社会慈善団体の一部でもあります。 そのステディな活動はブラジル国内でも極めて評価が高く、カエターノ・ヴェローソやジルベルト・ジル、女優のヘジーナ・カセーなど、多くの著名人からサポートされています。

アルバムはレゲエやヒップホップをミクスチャーさせた力強いブラジリアン・ライヴ・サウンドを主体とした躍動感溢れる仕上がりで、マノ・ネグラ時代から現在に至るまで一貫したハードコアな姿勢で世界中の闘士たちをアジテートし続けるマヌ・チャオ、英Ninja Tune傘下のヒップホップ・レーベル<Big Dada>所属のTY、ベン・ワット関連の作品におけるフィーチャリング・ヴォーカリストとして人気のEstelleなどがフィーチャーされています。

秋に入ってからはコンピ『SOUND AFFECTS BRAZIL』とFLOWRIDERSの新作が予定されていますが、詳細はまたいずれ。

http://www.mrbongo.com/

http://www.myspace.com/mrbongorecords

http://www.myspace.com/afroreggae

(N)

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7/23/2007

ELLIS HOOKS – Another Saturday Morning


ファラオ・サンダース初のDVDリリースも記憶に新しい、良質なジャズ、ブルースの宝庫である米<EVIDENCE>から久々ブルースの新作タイトルが登場しました。

アラバマ州モビール出身で、チェロキーの母とアフロ・アメリカンの父を持つ、ヨーロッパを中心に高い人気を誇るソウル・ブルース・シンガー、エリス・フックスのニュー・アルバムであります。EVIDENCEからは2003年の『Up Your Mind』、2005年『The Godson Of Soul』に続く第三作、通算四枚目となるアルバムです。

地元ナッシュヴィルでは極めて高い人気を誇るJon Tivenがプロデュースを担当、前作までの流れを踏襲したロック・テイストとブルース&ソウルのバランス感覚も絶妙な力作です。

M10「Another Saturday Morning」はアメリカではダンキン・ドーナッツのプロモーションに使用されるなど、リリース前から注目度もうなぎ昇り!いよいよこのアルバムで全米、そしてここ日本での本格的なブレイクが期待されます。

アメリカン・ルーツなロック・リスナーにもオススメしたい逸品です。

http://www.evidencemusic.com/



(N)

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7/21/2007

Kim Hiorthoyカムバック


ロイクソップ、キングス・オヴ・コンヴィニエンスからリンドストロームまで、良質なエレクトロニカの聖地として知られる北欧の小国ノルウェイ。そのトップ・アーティストとして長年シーンを牽引してきたキム・ヨーソイが、2004年の傑作EP『Hopeness』以来3年半ぶりとなる待望の新作『マイ・ラスト・デイ』を完成しました。正規のフル・アルバムとしては2000年作『ヘイ』以来、通算二枚目になります。

先行レビューが「XLR8R」に載りましたので、是非チェックしてみてください。

http://www.xlr8r.com/topstories/2007/07/kim_hiorthoy_preps_new_record.php


ここ最近の作品はEPだったり、ライヴやフィールド・レコーディング集だったりということでいずれもノルウェイからの直輸入盤のみの流通でしたが、『Hei』以来X年ぶりの新作スタジオ・アルバムですから、今回はもちろん、国内盤としてのリリースがゴザイマス!

発売は10月5日を予定しています。

なお、アルバムだけでなく、キムがデザインしたTシャツをセットにした「CD + Tシャツ」の限定仕様のリリースもあります。

さらにさらに、今回の新作発売にあわせまして『Hei』も国内盤で再発されることになりました!

ファンの皆様、本当にお待たせしてしまいましたが、いよいよカムバックですよ!!!



(N)

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Lift Boys


多くのお問い合わせをいただいておりましたBoredomsのEYE氏が立ち上げたレーベル"Kazoo"の1st EPとして完全限定で2005年にリリースされた12"シングルのSmalltown Supersoundからの再発盤がいよいよ入荷してまいりました。お待たせしました!

今回もワールドワイドで1000枚限定の再プレスで、ストックがなくなり次第販売終了になる予定です。どなたさまもお見逃しなく!

http://www.myspace.com/smalltownsupersound


http://www.smalltownsupersound.com/


(N)

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7/18/2007

BJORN TORSKE



おかげさまで国内盤CDも大好評、主要音専誌から一般誌まで幅広く露出、軒並み高評価を得ているビョーン・トシュケのアルバム『フェイル・ナップ』(PCD-17121)が遂にヴァイナルで登場!

なんとマスタリング&カッティングはベーシック・チャンネルの運営で世界的に高い評価を得ている伝説的スタジオ<Dubplates & Mastering>で敢行、二枚組で音質重視の完全コレクターズ・アイテムです!

もちろん初回プレス限定、よほどのことがない限り再プレスは無いと思われます。要チェック!

入荷はもう少し先になりそうなので、具体的なスケジュールが出ましたらまたココでお知らせ致します。

http://www.myspace.com/smalltownsupersound 

http://www.myspace.com/bjorntorske  

http://www.smalltownsupersound.com/  


(N)

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7/17/2007

MICK TUNER新



サーストン・ムーアをして「世界最高のライヴ・バンド」と言わしめたオーストラリアが世界に誇る唯一無弐のインスト・ユニット、ダーティ・スリー!

そのギタリストで、キャット・パワーへの客演等でも広く活躍するミック・ターナー。そしてそのミックとドラムのジム・ホワイトによるユニットであるトレン・ブラザーズ!

豪華ダブル・ネームで送る渾身のフル・アルバム『Blue Trees』!

まるでロード・ムーヴィでも観ているかのようなダーティ・スリー特有のあの世界観はここでも健在、音数控えめながら滋味溢れる豊穣なサウンドで、これまた世界中を魅了すること間違いナシ!!!入りましたよ!


http://www.myspace.com/dragcityrecords 


(N)


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7/10/2007

i-podのCM曲入ってます!




今週入荷のトロピカル・グルーヴ・ナイス・コンピ『panamerican grooves 2』

i-podのCM曲として話題を呼んだQuantic & Nikodemusによる鬼キラー「Mi Swing Es Tropical」収録のお買い得な一枚です。

TRACKLISTING 

1) OCHO ‘Undress My Mind’
2) LUCIANO PERRONE E SEUS RITMISTAS BRASILEIROS ‘Samba Vocalizado (The Vocal Samba)’
3) ROSALIA DE SOUZA ‘Canto De Ossanha’
4) MARCOS VALLE ‘Crickets Sing For Ana Maria (Os Grilos)’
5) KOOP ‘The Moonbounce’
6) GERARDO FRISINA ‘Gosto De Que E Bom’
7) CANDELA ALL STARS ‘Brobombique’
8) KIRSTY MaCCOLL ‘In These Shoes?’
9) LOJA DO CACAO ‘Minha’
10) QUANTIC & NICKODEMUS ‘Mi Swing Es Tropical / Ritmo Tropical’
11) VINICIUS CANTUARIA ‘Saudades De Voce’
12) APOLLO NOVE Feat. Céu ‘Inexplicata’
13) JOAO DONATO ‘Little Boat (O Barquinho)’
14) ELIANE ELIAS ‘Tropicalia’
15) BATUK ‘Quero Quero’
16) DONATI ‘ Valeu’


(N)

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Kindred Spirits


デトロイティシュなブラックネス溢れる良質なサウンドで人気を集めるオランダのレーベル、Kindred Spiritsからの最新リリース情報です。

入門編としても最適のレーベル・コンピ『Witness Future Vintage』の第二弾(ジャケ写右上)、南米トリニダードをルーツに持つ、カリブ版ギル・スコット・ヘロンまたはリントン・クウェシ・ジョンソンともいうべき稀有な逸材のANTHONY JOSEPHのアルバム(ジャケ写右下)に続いて、今週はいよいよレッドノーズ・ディストリクトによる超待望の新作『Poe』が入荷してきました!

前作以上にBPMがアップ、黒光りした独自のコズミックなエレクトリック・ソウルに磨きをかけ、これまた大きな話題となること間違いナシ!最高傑作です!

諸々、宜しくお願い致します。

http://www.kindred-spirits.nl/


(N)

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7/09/2007

PIKELET



雑誌『クッキー・シーン』への寄稿や二階堂和美、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ等を収録した日本人コンピレーション『Songs For Nao』でも知られる親日家、ガイ・ブラックマンの運営するオーストラリアのインディ・レーベル<Chapter Music>からの最新リリースが到着致しました。

メルボルンの人気バンド<BASEBALL>と<TRUE RADICAL MIRACLE>のアグレッシヴでハードコアなドラマーでもある24歳の女性、Evelyn Morrisによるソロ・プロジェクト<Pikelet>によるデビュー・アルバムです。

今回彼女が選んだ楽器はドラムセットではなくアコーディオンとアコースティックギターとディレイ・ペダル、作り出したサウンドはハードコアなロックではなく、フリーキーなアシッド・フォーク!

プロデューサーはトータス~シー・アンド・ケイクでおなじみのケイシー・ライスを起用しております。

ジョアンナ・ニューサム、パンダ・ベア、アニマル・コレクティヴ系のリスナーにはバッチリはまるサウンドです!

宜しくお願い致します。

http://www.chaptermusic.com.au/


(N)

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7/06/2007

CAMP LO


ダイナスティを大胆にサンプリングしたヒット・シングル「Luchini aka This Is It」と続くアルバム『Uptown Saturday Night』で90年代後半に一世を風靡したニューヨーク出身のラップ・デュオ、キャンプ・ロウが放つ渾身の復活弾『Black Hollywood』登場! ブロンクス・アンダーグラウンド叩き上げのどこまでも重心が低いファット・ビーツと相も変わらずのフロウ&絶妙な掛け合い! 「Luchini aka This Is It」のプロデューサーでもあり、Jay-Z~リル・キム~ファット・ジョー~フォクシー・ブラウンまでメジャー仕事も数知れず、イブシ銀プロデューサーとして業界人気も高いSki改めSki Beatzの全面プロデュースによる本作は、ステイ・アンダーグラウンドでありながらも多彩なアピールの可能性を秘めた、かつてのファンならずとも思わず食指動くこと確実の逸品です。 

入荷は今月末の予定です。

それにしてもSkiとの黄金タッグ復活、つくづく楽しみです。 乞うご期待!


(N)

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7/05/2007

Plastic Strip


新しいレーベルのご案内です。

ジャイルス・ピーターソンもしきりにプッシュしていますし、すでにジャケ右のウェブスター・ルイスのライヴ盤を手にされている方もいらっしゃるかもしれません。

この作品のリリース元になっているのが、新たにPヴァインで日本流通を手がけることになりました<Plastic Strip>というノルウェイのレーベルなのです。

ウェブスター・ルイス以外にも様々な秘蔵(未発表)音源を抱えているようでして、今後の動向は、要チェックです。

で、そんなPlastic Stripから今週入荷になりましたのが、ジャケ左上のHelge Hurum "Spectre The unreleased works 1971-1982"と左下のSvein Finnerud Trio "Preachers The unreleased works 1969-1980"の2タイトルです。

Helge Hurumにはあのカーリン・クロッグも参加しています。

どちらもスピリチュアルかつミステリアス、とても深みのある発掘です。

今後とも宜しくお願い致します。

http://www.plasticstrip.no/

(N)

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SVEN LIBAEK




良質なコズミック・フュージョン&ファンク~ジャズ・ロックを満載、ヴァイナル収集家たちのあいだでカルト的に人気を博してきたライブラリー名盤が遂に復刻です。

ノルウェイ人コンポーザー、SVEN LIBAEKの率いるオーケストラが1974年に録音、チャペルと並ぶライブラリー虎の穴、PiL(Peer International Library)に残した珠玉の音源を集めたコレクション!

ドラマティックなストリングスや管楽器をふんだんに配したシネマティックなラウンジ楽曲から粘着質なファズの利いたファンクネス溢れるオトコのギター駆け巡るコズミック・フュージョン、クラヴィネットやヴィブラフォン、ムーグ・シンセが入り乱れる無国籍なジャズ・ロックなど、一曲たりともハズレのないハイクオリティなアルバムで、オリジナル・ヴァイナルはオークションの世界でも常時高値高騰。

多くの良盤が眠るライブラリーの宝石箱、Peer International Library音源ですから、どなた様でも安心して楽しめます。コアなヴァイナル探検家のみならずソフトロック~サバービア・ファンまで幅広くレコメンできます。

(N)

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7/04/2007

Eric Copeland



アニマル・コレクティヴのレーベル<PAW TRACKS>からの新譜情報を。


8月、夏休みド真ん中の発売ですが、ブラック・ダイスやTerrestrial Tonesにも名を連ねるEric Copelandによるソロ名義での初めての作品です。タイトルは『Hermaphrodite』です。


アニコレ・メンバーの課外活動二作(PANDA BEARとAvey Tare & Kria Brekkan)は面食らうほどにポップになってましたが、こちらはまた「場外」に戻ってきた感じで、とても嬉しいです。完全に逸脱しております。


PAW TRACKSからはこの秋にブラック・ダイスの新作も予定されています。これも楽しみ。


引き続きご贔屓に。

http://www.paw-tracks.com/



(N)

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Uffie


アルバムも待ち遠しいED BANGERの歌姫Uffie待望のサード・シングル、とりわけ表面のタイトル・トラック「First Love」が秀逸です。Oizoのプロデュース。

今週はKitsune Maison 4のヴァイナル(Gildasいわく今回の出来は白眉!これまで作ってきた中でも最高のプロダクト、だそうです)やRecord MakersのSex In Dallasのアルバム、TIGERSUSHIの新人My Sister Klausなど、まさに夏休みに向けて怒涛の入荷ラッシュという感じです。

(N)

ラベル: