12/28/2006

2006年も残すところあと3日となりました。
今年も約400タイトルをリリースしたP-Vineの輸入盤の年間ベストディスクをドドーンと紹介します!

[ROCK]
1.Public Image Ltd.: Metal Box (4M-500)
2.YO LA TENGO: I Am Not Afraid of You And I Will Beat Your Ass (OLE-692-2)
3.SEBASTIEN TELLIER: Sessions (6127872)



















[CLUB]
1.LINUS LOVES: Stage Invader (BFD-020CD)
2.V.A.: Kitsune Maison (KITSUNECDA-005)
3.V.A.: DIRTY DIAMOND 3 (DIAM-052)



















[SOUL/FUNK]
1.SPENCER WIGGINS: THE GOLDWAX YEARS (CDKEND-262)
2.INCREDIBLE BONGO BAND: Bongo Rock (NRBCD-043)
3.VA: CHICAGO SOUL SURVEY (GVCD-3027)


















[HIP HOP]
1.SOUTH CENTRAL CARTEL: Cartel or Die... SCC's Most Gangsta (51344-2)
2.Dday One: Loop Extensions (NWCD-03)
3.EDAN THE DJ: FAST RAP (EDANCD-001)



















[JAZZ]
1.FRANK CATALANO: Mighty Burner (BR-501)
2.The NINETEENTH WHOLE: Smilin' (CDSEWM-143)
3.ELIZABETH SHEPHERD TRIO: Start To Move (DR-017CD)



















[WORLD]
1.V.A.: Bandoneon (CLDCD-035/06)
2.V.A.: BRAZILIAN BEATS BROOKLYN (MRBCD-046)
3.V.A.: Congo Rumba On The River (6129042)



















[REGGAE]
1.MANJUL: Faso Kanou (6126152)
2.Augustus Pablo Meets Lee Perry & The Wailers Band: Rare Dubs 1970-1971 (JRCD-023)
3.NINEY THE OBSERVER: Soul Syndicate Dub Classics (JRCD022)



















[BLUES]
1.OTIS RUSH: All Your Love (DE-781)
2.SMOKEY WILSON: Round Like An Apple (CDCHD-1123)
3.ELMORE JAMES: BLUES AFTER HOURS (CDCHD-1043)



















2007年も引き続き世界中の良質音源をお届けできるようがんばります!

良いお年を!!

(P-Vine Records Import Disc スタッフ一同)

12/26/2006

レーベルリンク追加

右下のレーベルリンクを追加しました!

いまや全宇宙が注目するダンス・アクトへと躍進したVITALICが運営を行う、パリをベースに活動するレーベルです。
新人ジョン・ロード・フォンダをブレイクさせ、フレデリック・ガリアーノと並ぶF-Communicationの重鎮ユアン・トリップも移籍&大復活しました。
そして、明日27日には待望のミックスCDがリリースされます!



http://www.citizen-records.com/
http://www.myspace.com/citizenrecords



世界中でブレイクした新人ジャズ・ミュージシャン、Elizabeth Shepard Trioを送り出したり、ラジオ曲の倉庫に眠っていたレア・ジャズ音源のコンピレーション『READY OR NOT 2』をリリースするなど常に良質なジャズ音源をリリースし続けてくれたカナダのレーベルです。

http://www.dorightmusic.com/



アニマル・コレクティブ、アリエル・ピンク、ホーリー・シット、ギャング・ギャング・ダンス、パンダ・ベア、ファースト・ネイション、山塚EYヨ等の共同プロデューサー、レコーディングエンジニアをこなし、自身もフリー・フォークシーンのキーマンであるシンガーソングライター、Rusty Santosが運営するレーベルです。
http://www.uuar.com/

(S)

12/25/2006

Impossible Ark Records

今のブリティッシュ・ジャズを紹介する為にノスタルジア77によって新設されたレーベル、Impossible Ark Recordsより既に発売されているアナログ二枚がCDでリリースされます!



EXAMPLES OF TWELVES/ THE WAY THINGS WERE(IACD001)

UKが誇る新世代のジャズ/ファンクの錬金術師、ノスタルジア77が今のブリティッシュ・ジャズを紹介する為に設立したImpossible Ark Recordsからの第一弾となるリリースはノスタルジア77オクテットのべーシストRiaan Voslooの新プロジェクトEXAMPLE OF TWELVEによる『THE WAY THINGS WERE』。

説明不要の実力を持つオクテットのメンバー(ノスタルジア77以外)と、Riaan Voslooによって集められたUK屈指の若手ジャズ・ミュージシャン5名のストリングス部隊という12名からなるEXAMPLE OF TWELVEの壮大でスピリチュアルなセットは圧巻です!



PLUMSTEAD RADICAL CLUB / THE COAST IS CLEAR(IACD002)

今のブリティッシュ・ジャズを紹介する為に新設されたノスタルジア77が運営するImpossible Ark Recordsの第二弾リリースはノスタルジア77オクテットの天才トローンボニストTrevar MiresのプロジェクトPLUMSTEAD RADICAL CLUBの『THE COAST IS CLEAR』。

ノスタルジア77オクテットのトロンボーン、ドラム、ピアノ、ベースからなるシンプルにして黄金のカルテットが奏でるサウンドは全盛期のブラックジャズやストラタ・イーストの作品を思い起こさせる最高のスピリチュアル・ジャズ・ファンク!

ボブ・マーリーの”アイ・ショット・ザ・シェリフのカバーも気持ちいい仕上がりです!


両タイトルともジャズ・ファンク/レア・グルーヴ・マニアから、ビルド・アン・アークやトゥ・バンクス・オブ・フォー的な現代のスピリチュアル・ジャズ・ファン、そしてファイヴ・コーナーズ・クインテットやニュー・クール・コレクティヴなどのジャズのファン、クープやトゥルービー・トリオらのクロスオーバー/クラブ・ジャズのリスナーまで絶対に自信を持ってお薦めします。

実は今作、当初はアナログだけで500枚の限定リリースだったのですが、P-VINE IMPORTからのエクスクルーシヴでのCDリリースとなりました。
今のところ日本限定発売となります。

来年初頭には店頭に並ぶ予定です。

(T)

12/21/2006

HUSHPUPPIES: Singles

デビュー前からフランス各メディアがこぞって大絶賛、メジャーを含む多くのレーベルが争奪戦を繰り広げた末に2005年秋、アルバム『The Trap』をベンジャミン・ダイアモンドのレーベルであるDiamond Traxxからドロップしてシーンに新風を送り込んだ注目のネオモッズ・バンド、ハッシュパピーズが待望の新曲を発表しました!

昨年のアルバム発表後、UKやヨーロッパを中心に実に多くのツアーをこなしてきたバンドの成長のあとが窺える充実の新録2曲。

スケール感を増した肉厚ポップ・チューンの「I’m Not Like Everybody Else」、彼らの真骨頂とも言えるドライヴ感溢れる疾走トラックの「Cppdcc」、どちらも最高です!

さらに、アルバム『The Trap』のハイライトであった「SIngle」と、ファン待望のライヴ曲「Packt Up Like Sardines In A Crushtin Box」も収録。

早く日本でのライヴが観たいです!

レーベルからの嬉しいサポートにより、初回出荷分のみ特製缶バッジを封入!

(T)

12/20/2006

2006 WINTER SALE!!

P-vineからのクリスマスプレゼント&お年玉企画!!
今年もウィンターセールをやっちゃいます!

ジャンルごとに5,000yenと7,000yenの2タイプ。(各々30枚、50枚のCDが入っています)
メインは国内盤ですが、輸入盤ももちろん参加!

予約期間は、12月25日から1月18日。
ただし売切れ次第、販売終了となります。

http://www.bls-act.co.jp/news2/2006/12/pvinewinter_sale.html

(S)

12/19/2006

FORT KNOX FIVE & FRIENDS: The New Gold Standard

生音重視のジャジーなブレイクビーツで幅広い人気を誇る米国ワシントンDCのクリエイター、フォート・ノックス・ファイヴ。 

そのレーベル<Fort Knox Recordings>から、フォート・ノックス自身のヴァイナル・ヒットを中心とした嬉しいレーベル・ショウケイス・コンピレーションが登場です!

このレーベル最大のセールス・ポイントは何と言ってもその「受け」の広さ! 

Thievery Corporationや「Stereo Deluxe」レーベル系のラウンジ・ダウンテンポ・ファンからジャジー・ヒップホップ・リスナー、そしてクラフティ・カッツやファット・ボーイ・スリムのようなブレイクス系DJ、さらには御大アフリカ・バンバータまで、実に様々なタイプの人々から支持されているという点!

中心人物であるフォート・ノックス・ファイヴの音源は、代表曲である「Brazilian Hipster」や「Blowing Up The Spot」を筆頭にどれも12”でクラブのフロアをヒートアップさせてきたアツいものばかり!

骨太なファンク・テイスト溢れるブレイク・ビートで、タメを残しつつも煽るような疾走感があり、一度聴いたら決して忘れられないでしょう!

その他のアーティストも、Rex RiddemやSpeedy Consuelaほか、今後ブレイクが期待される才能ある新人がズラリ勢揃い、一曲たりともハズレ無しです!!!

フォート・ノックス・ファイヴは2007年、待望のデビュー・アルバムをドロップ予定!

彼らの今後の動向も要チェックです。

(S)

12/18/2006

ALL GOOD FUNK ALLIANCE

ヒップホップ/ブレイク・ビーツ/ハウス・シーンまで巻き込んだ前作『On The One』から1年、ワシントンのブレイク・ビーツユニットALL GOOD FUNK ALLIANCE待望の新作の『SOCIAL COMMENTS』がリリースです!!

SWAMBURGER(MC)とALEXANDRAH(シンガー)という二人を大々的にフィーチャーした今作は、誰もが聴きやすいファンキー/ジャジーでノリがいいビートに切れのいい軽快なラップとソウルフルで優しく伸びのあるヴォーカルが気持ちいい傑作となっています!

グルーヴィーでアッパートラックから、ダウンテンポ・ビーツ、そしてジャジーなチューンと、アルバム中の11曲にフィーチャーされたフレッシュなラップ、ヴォーカルの相性はバツグンで、広い層に受けること間違いなし!!!

Jurrasic5、Cut Chemist、Othello、Ugly Duckling、AYB Force、Lightheaded、Procussions、Bulljun等のリスナーには自身を持ってオススメできる内容です!!!


(S)

12/16/2006

Ed Banger近況


Justiceに続いてDJメディのアルバム(日本リリースはPヴァインから2007/2/16に決定!PCD-17080乞うご期待!!!)もドロップ、いよいよCDリリースを本格化させたEd Bangerレーベルの近況報告です。

まずは米国の雑誌『URB』の2006年の「レーベル・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。いまや名実共に世界一忙しくなってしまった「Busy P」ことペドロ・ウィンター(Ed Bangerオーナー)いわく「音楽の可能性を広げていきたいと思ってるんだ。スパイク・ジョーンズやビースティーズ世代みたく、パーティのいい雰囲気を、広めてゆきたい。みんな僕らのパーティでは、ステージからダイブしたり、いい感じなんだよ。95年にレイヴ・シーンに関わり始めてからずっと僕はここにいる。2005年もこの場にいることができた。そして2015年にも、是非同じ場所に居続けたいと思ってるよ!」頑張れペドロ!君ならできる!!!

そして、それとほぼ時を同じくして、Ed Bangerが米国で「Vice」とサインしたというニュースも、飛び込んできました!

http://www.pitchforkmedia.com/article/news/40141/Ed_Banger_Teams_With_Vice_Preps_Comp

ViceといえばBloc Partyや、もちろんJustice、それからStreets、Death From Above 1979、120 Daysなどの米国におけるリリース元であるエキサイティングなビッグ・インディー。何か面白いことが起こりそうな予感が…。

最後にメディ。UKのDazed And Confusedサイトで興味深いインタビューが。是非
ご覧下さい。

(N)

12/15/2006

REMINDSTATE


Pete Philly & Perquisite / REMINDSTATE

Track Listing
1. INTRO (Perquisite Remix)
2. RELIEVED (New generation Big Band Remix)
3. INSOMNIA (Laagman remix)
4. MOTIVATED (Crackman remix)
5. EAGER (Perquisite remix)
6. LAZY (Collective Efforts Remix)
7. RESPECT (C-mon & Kypski Remix)
8. COCKSURE (Laidback Luke Remix)
9. CONFLICTED (Metropole Orchestra Remix)
10. GRATEFUL (Nicolay Remix)
11. MINDSTATE (Arts the Beatdoctor Remix)
12. MELLOW (Morgan Spacek Remix)
13. PARANOID (Darin G. Remix)
14. CHEEKY (DJ PCM Remix)
15. HOPE (DJ Mitsu Remix)
16. AMAZED (Seiji Remix)

04年のEP、05年にリリースされた傑作デビュー・アルバム『MINDSTATE』(PCD-23603)で日本のジャジー・ヒップホップ・ファンのハートをガッチリ掴んだオランダの新鋭ピート・フィリー&パークィジットのリミックス・アルバム『REMINDSTATE』が2007年1月にリリース決定です!!

日本が世界に誇るビートメイカー、ミツ・ザ・ビーツによる美しいピアノが特徴的なM15(来日公演も大好評だったタリブ・クエリをフィーチャー!)、バグズ・イン・ジ・アティックのSeijiによるM16、SPACEKのモーガン・スペーセックによるスペーシーなM12など超豪華リミキサー陣による2007年ジャジー・ヒップホップの幕開けの1枚となる会心作!

ジャジー・ヒップホップの勢いは止まることを知らず、2007年も快進撃を見せてくれそうです。

オセロ、ライトへデッド、ルペ・フィアスコ、カニエ・ウェスト、ルーツ好きまで激プッシュです!!

(S)

12/14/2006

ベアー!



「ドープ過ぎる」「"Feels"と全然違うじゃん!」「よくわかりません」など、おかげさまで方々で物議をかもしている初期ライヴ音源集『Hollindagain』ですが、まぁ、あれは一種の踏絵ですかね~。『Here Comes the Indian』なんかよりよっぽど聴きやすいと個人的には思っているのですが、どうもそんな風に思っていただける方は、あまりいないみたいで…。

それでも逆風に負けることなく獣道を突き進むのが、Paw Tracks!

ということで来年最初のリリースは、Panda BearとExcepterのスプリット12"です。これまた最高Panda Bear!一聴しただけで、思わず窓開けて「ガオーっ」って叫びだしたくなっちゃいました。静かだけどエモーショナル。好きです。

リリースは来年1月の末頃になりそうな感じ。そういえば確かアニコレの新しいシングルも、その頃でしたっけ?ま、兎にも角にも、楽しみです。

http://www.paw-tracks.com/

(N)

PLASTIC LITTLE

ディプロ、M.I.A.、スパンク・ロック、CSS、BONDE DO ROLE・・・
来日が続き日本でもますます盛り上がるバイリファンキ/ボルチモア・ブレイクス。
もはやジャンルを超えてその楽しさの中毒になってしまった人が続出しています!

今日の一枚は、Plastic Littleのセカンドアルバム『She’s Mature』のスペシャル・エディションです!

ファーストアルバムが日本でも大人気のファッションブランドSUPREMEでもともと働いていたのアーロンによるブランドANYTHING(←この名前がまたすごい!A NY THINGですよ!)からリリースされ、ニューヨークではファッション・デザイナーやフォトグラファー、アートディレクターなどなどオシャレ・ピープル達から絶大な人気を誇り、日本でも12インチが大きな話題となっています!

バイリ、ボルチモア、エレクトロ、ダブステップスとフロアを揺らす音楽のオイシイ要素を抽出した最高のダンスサウンド!!

難しいことは抜きにして、聴いているだけで楽しくなるようなパーティーチューンが盛りだくさんです。

ゲスト陣も超豪華!
この手のジャンルの先駆者であるディプロやスパンク・ロックはモチロン参加!
そしてなんと、あのゴーストフェイス・キラーやMFドゥ?ムまでが驚きのフィーチャリング、さらにさらにネクストM.I.A.との呼び声高いAmanda Blankまでもが参加、今が旬のアーティストが勢揃い!!

スペシャル・エディションだけあってリミックスとPVが追加されたDVDも付属。

この手のジャンルが夜な夜なクラブでかかるようになるといいなー!

(S)

12/13/2006

ULTRAMAGNETIC MC’S IS BACK !!

ウルトラ・ビッグ・ニュース!!

クール・キース、セッド・ジー、モー・ラヴ、TR・ラヴというオリジナルメンバーが久々に集結、つまりULTRAMAGNETIC MC’Sが奇跡の完全復活です!!

すでに久々の新録12インチがリリースされ世界中で話題になっていますが、来年初頭にはオフィシャル・フルアルバム『THE BEST KEPT SECRET』リリースされます!

ソレは誰?
という方に簡単に説明します。
上記4名で結成されたグループで80年代初頭には既に活動を開始。86年から12インチシングルを立て続けにリリース。

当時のブロンクスで名サンプラーSP1200を持っていた唯一の人セッド・ジーによって確立されたサンプリングサウンド、ハードコアな姿勢、誰も真似し得ないメタファーを用いてまだヒップホップがアンダーグラウンドだった頃すでにストリートで知名度を上げブロンクス・キングと呼ばれていました。

88年の歴史的傑作『Critical Beatdown』はそれまでにリリースしたほとんどのシングル曲の他に、全曲シングルカット級のクオリティを誇っていたことから、あのパブリック・エネミーのチャックDにキング・オブ・シングルズといわれるほどでした。

日本でも噂が先行し、アナログが高値で取引されたり、日本盤CDがリリースされるほどの人気を確立。
その後、やはり名盤である『Funk Your Head Up』、『The Four Horsemen』などを発表し90年代中ごろまでにグループ名義でリリースを続けていましたが、次第に解散状態へ。

フロントマンでありMCの中のMCであるクール・キースはDJ QバートともにDr. Octagon名義のリリースやDr. Doom、Black Elvis、Masters of Illusionなどと自身の複数のオルター・エゴや数々のアーティストとの共演を続け、アンダーグラウンドながらリリースを続けていました。

そんなULTRAMAGNETIC MC’Sが約10年ぶりにオリジナルメンバーで新作をリリースというのだからこれは奇跡的な話です!


クール・キース曰く「商業的になりすぎたヒップホップ業界に本物のヒップホップを取り戻す」というのが再結成の目的のようです。

生涯アンダーグラウンドを貫き通す姿勢は変わらず、今回の曲ももちろんドープ!!

1月上旬にはP-VINEによるエクスクルーシヴでのリリース予定ですのでしばしお待ち下さい!

待ちきれない方はこちらでビデオ見れますよ。
http://www.dmaft.com/

(S)

12/12/2006

バニー・ラビット


Metalic Falconsを送り出したVoodooEros(ココロージーの1/2が運営するレーベル)がまたも素晴らしい才能を発掘致しました。その名もバニー・ラビット、だそうで、名前もルックスも、申し分ありません。 誰かに似てるなぁ・・・ 誰でしょう?

音源はまだmyspaceで聴けるだけですが、その一曲を耳にした限り、期待とあらぬ妄想が膨らむばかり!

ココロージーということもあってフリー・フォーク文脈で語られがちですが、このレーベルは何だかもっとドロドロと鬱屈した、ダークな匂いを感じます。

早くフルの音が聴きたいところですが、まずはmyspaceで妄想肥やしましょう!リリースは2月下旬の予定です。

http://voodooeros.com/

http://myspace.com/loversandcrypts

(K)

JUDEE SILL

ジュディ・シルの名作リイシュー2作をご紹介。


JUDEE SILL: JUDEE SILL [Limited Edition]

ジュディ・シルのデビュー・アルバムは、70年代初頭の軽やかなコンテンポラリー・フォークの世界に新たな巨大な才能の到来を告げました。
このアルバムには、元タートルズ~リーヴズのジム・ポンズとグレアム・ナッシュのプロダクション・スキルが用いられています。
アルバム『ジュディ・シル』は全てオリジナルの楽曲で、その多くは、シルのユニークな宇宙論的イメージによって成り立っています。
曲によって簡素であったり豪華なオーケストレーションが取り入れられているが、このアルバムには一貫性が感じられる。彼女の歌詞は非常に詩的で、スムースな歌声はあらゆる曲に光り輝くようなフィーリングを与えています。
本質的にはフォークであるが、仕上がりとしてはポップである。楽曲は心地好い毛布のようであり、悩める魂からの希望のメッセージのようです。




JUDEE SILL: Heart Food [Linited Edition]

ジュディ・シルはこのセカンド・アルバムで、(前作同様に)ストリングスのアレンジに外部の人間を起用せず、自分自身で全てをこなしました。
彼女自身、正式な音楽教育を受けていないうえに、その計り知れないオーケストラの多重録音は、誰にとっても困難な取り組みであったでしょう。
だがその結果は素晴らしいもので、70年代初頭の、ローレル・キャニオンのシンガー/ソングライターの輝くようなメロディにバッハの影が交差しています。
LAのトップ・スタジオ・ミュージシャンたちのサポートによって、シルのトレードマークとなるユニークなフォーク風味のポップをより強固なものにしているが、それは一曲の中においてさえ、内向的で屈折した感じから軽やかなロックへと変化しています。



両タイトルとも限定でのリイシューとなりますが、是非とも多くの人に聴いてもらいたい名作です。


(T)

12/11/2006

Shimmy Shimmy Blade

怪作の登場です!!

μ-ziqことPlanet Muからも作品を出していたのでクラブ・ミュージック・フリークにはすでにおなじみの存在である、フランスの「ポストロック・ポストヒップホップ・ポストエレクトロニック」な兄弟ユニットdDamageの新作『Shimmy Shimmy Blade』がリリースされます!

「ポストロック・ポストヒップホップ・ポストエレクトロニック」と評されるだけあって、彼らの作り出すサウンドはヒップホップをベースとしながらも、サンプリング・ノイズやサウンドエフェクトを駆使したバキバキのダンス・ミュージック!

今作ではBigg Jus(M4)やMF DOOM(M10)、Doseone、TTC(M15)らヒップホップ系の人脈が多数参加、dDamageのサウンドとの意外な相性の良さは一聴の価値有りでしょう。

クラブ・ロック・エレクトロニカ・ヒップホップまで取り入れたフロアキラーな全16曲はDiploやSpank Rock、DJ BAKU好きにオススメです!!!


(S)

Sound Affects : Africa


一連のワールド・コンピレーションで復活を遂げたMr.Bongoの新作はアフリカモノです。
大物アーティストのリリース&来日が続く中、ワールド・ミュージックの人気の決定打となるといっても過言ではありません。

60年代以降のガーナ、ナイジェリア等でジャズ、ファンク、ロックと見事に融合した極上のアフロ・ビーツ。
御大フェラ・クティにも引けを取らない極上のワールド・グルーヴァーズ。
ガーナ、ナイジェリア等の極上のダンスビート!

しかも、今回はオリジナル曲のDISC1と、Bonobo、Quantic、Paul Oakenfoldなど現在のアーティストによるリミックス・アルバム・DISC2の豪華2CD仕様!!

サイケデリック・アフロ・ファンクのM1、Danny Krivitにもエディットされたアフロ・ファンキー・ハウスのM5、フェラ・クティばりのアフロ・ジャズ・ファンクのM6、8、高速アフロ・グルーヴのM7など聴き所盛りだくさん!

再発掘&再評価高まるワールド・ミュージック、聴き逃し厳禁の話題作です。


【DISC 1: ORIGINALS】
1. Psychedelic Woman - Honny and the Bees Band
2. Olufela - Kayode Olajide
3. Okuzua - Orchestra Lissanga
4. Selma to Soweto - Orlando Julius
5. Akoba - Awa-Klash
6. Turbulent Times - Dele Sosimi
7. Bukom Mashie - Oscar Sullay and the Uhuru Dance Band
8. Di Bombs - Dele Sosimi
9. Yuda - Dackin Dakino
10. Mabala - Yahoos

【DISC 2: REMIXES】
1. Psychedelic Woman - Bonobo Remix
2. Olufela - Adam Freeland Remix
3. Okuzua - Zero P:M Remix
4. Selma to Soweto - Walkner Hintenaus Remix
5. Akoba - Way Out West Remix
6. Turbulent Times - Paul Oakenfold Remix
7. Bukom Mashie - Quantic Remix
8. Di Bombs - The Jinks Remix
9. Yuda - Radio Slave Remix
10. Mabala - Fink Remix


(T)

12/08/2006

Jesus Price Supastar

この顔でピンときたら相当なヒップホップ通です。


誰かと言いますとショーン・プライス(Sean Price)です。
これで「あ~、あいつかー」と言う人も相当なヒップホップ通です。


元ヘルター・スケルター(Heltah Skeltah)のラック(Ruck)です。
ここで思い出したあなたもなかなかの通でしょう。


ブラック・ムーン(Black Moon)やスミフ・ン・ウェッスン(Smif 'n' Wessun)という90年代にヒップホップ史上に残る傑作アルバムを出したグループや、ビートマイナーズ(Beatminerz)というスーパー・プロデューサー・グループを擁するニューヨークのヒップホップ・クルー、ブート・キャンプ・クリック(Boot Camp Clik)のメンバーの一人です。

昨年あたりから活動が盛んになってきたブート・キャンプ・クリック。
新録モノも立て続けにリリースしたり、日本でもブラック・ムーンとスミフ・ン・ウェッスンのアルバムが再発されて話題になったりと何か始まる予感がします。

そんな中で、2006年中には出ると言われてましたが、ショーン・プライスのアルバムが2007年の1月に度重なる延期の末に漸くリリースされます!!!

2005年のアルバム『Monkey Barz』でソースマガジンやAllHipHop.comにてベスト・インディペンデント・アルバム賞とアーティスト賞に選ばれて以降、ゴーストフェイスやタリブ・クエリらのトップアーティストと全米ツアーを行うほどで、07年のブレイクが最も期待されているMCです!

ブートキャンプの気合が入った一枚という事で、参加ゲストも豪華!
ロック(へルター・スケルター)、バックショット(ブラックムーン)、スミフ・ン・ウェッスンのテックとスティール、新作もリリースしたサダトXなどハイスキルを持つMCがフィーチャー!

トラックメイカーにも、ビヨンセやJay-Zまで手掛けるスーパー・プロデューサー9th Wonderを筆頭に Khrysis, G-UnitのIllMind、 MOSS、PF Cuttなどがプロデューサーとして参加!

ソースマガジンやいろいろなwebで特集が組まれているので、来年には爆発するかもしれませんね。

ショーン・プライスのmyspaceでサンプル聴けますよ!

乞うご期待!!!

(S)

12/07/2006

海の家


タカギマサカツの米国進出をセットアップし、グレッグ・デイヴィスやマルマリ等を発掘してエレクトロニカ・シーンの発展に貢献してきたニューヨークの名門<カーパーク>レーベルからの最新リリースが届きました。

同レーベルがこの秋、新しくサインした特大注目のボルチモアの新人デュオ、ビーチ・ハウス(Beach House)のファースト・アルバムは、リバーブ、エコーの効いたオルガンとスライドギターによる一度聴いたら忘れられないメロディが心地よい、ユルくてチル、どこまでもリラクシンな、冬の夜にピッタリのグッド・トリップ・サウンドです!

彼らが演出する時間と空間を越えた旅行の行き先は、70年代カリフォルニアでのカレン・カーペンターとのランチ、90年代半ばのUKでマジー・スターと眺めた星空、ニューヨークでニコとタクシーに乗っていく週末のウォーホール・ファクトリー、40年代アパラチアでのキャンプ…

とにかく気持ちい~サウンド、ピッチフォークXLR8Rなどの海外メディアではすでにいい評価を受けているようで人気も高まりつつあるようです。

星がきれいに見える冬の夜空を眺めながら聴くなんてのもオススメです。

12/06/2006

The MUSIC COMPANY: Rubber Soul Jazz


新作も出てにわかにビートルズブームが再燃しているようですが、 ブームに便乗してビートルズ関連のJAZZをご紹介。

ビートルズの永遠の名盤『Rubber Soul』を米西海岸のセッション・ミュージシャンがジャズカバーした、その名も『Rubber Soul Jazz』が遂にリイシュー!

名プロデューサーPhil SpectorやBeach Boysの周辺で活躍していたセッション・ミュージシャンやアレンジャーのDon Randi、エルヴィス・プレスリーのバンドのギタリストJames Burton、そして名ドラマーHal Blaineなど豪華メンバーが参加!

プロデューサーは元Teddy BearsのMarshall Lieb、エンジニア-にはストーンズの多くのヒットを手掛けたDavid Hassingerを起用という豪華人脈で作られた名盤です!

1.NORWEGIAN WOOD
2.I’VE JUST SEEN A FACE
3.YOU WON’T SEE ME
4.THINK FOR YOURSELF
5.THE WORD
6.MICHELLE
7.IT’S ONLY LOVE
8.GIRL
9.I’M LOOKING THROUGH YOU
10.IN MY LIFE
11.WAIT
12.RUN FOR YOUR LIFE

(T)

12/05/2006

Gilles Peterson All Winners 2006


発売以降世界的に爆発的ヒットし、レーベルでも在庫切れになってしまい、日本でも買えないという状況を起こしてしまったElizabeth Shepherd Trioの『Start To Move』。
買いたくても買えないという状況を作ってしまったことを大変申し訳なく思います。

ですがなんとこのたび、あのジャイルス・ピーターソンが毎年BBCで行っている年間ベストアルバムにノミネートされました!

世の中のグッド・ミュージックを広めつづけるジャイルスに選ばれるという事は物凄いことなんです!
他のノミネートタイトルを見てもどれも良盤ばかり!

お客さんの投票で決めるものですが、是非とも選ばれて欲しいところです。

ノミネートされるだけでも、自分で取り扱えたことが嬉しいものですけどね。

投票はこちらです。
http://www.bbc.co.uk/radio1/gillespeterson/allwinners2006.shtml

(T)